[翻訳]Frankによる分析 - スタンダードにおける3色デッキのマナベース
2014年11月7日 翻訳 コメント (2)スタンダードには強力な特殊土地と3色カードがある。そのためマナベースをうまく組むことは非常に重要なことだ。この記事では、各土地の利点・欠点と、色マナの枚数のガイドラインを具体的な例とともに説明するよ。
スタンダードのランドサイクル
Tri-Lands
3色タップインは3色デッキにおいてベストなカードだ。
ダメージを食らうことなく3色提供することは他のどのカードにもできない。
そのため僕が3色デッキを組むときはたいてい4枚のTri-Landsから始める。
例外はダブルシンボルのカードがほとんどないときだけだ。そのときのみ、TempleのほうがTri-Landsより優れているかもしれない。
ただHero’s DownfallやBrimazのようなダブルシンボルのカードを1枚以上入っているならば、僕はたいてい4枚のTri-Landsから始めるよ。
Temples
ただで占術ができるのは素晴らしいが、多くのタップインランドを採用することはできない。特に4枚Tri-Landsを採用した後だと、採用できる枠は限られているだろう。
経験上たいていの3色デッキにおいてベストなTempleの枚数は5枚だ。すごいアグレッシブでダブルシンボルが少ないデッキや、マナクリが多く採用されたデッキとかだと、2-3枚まで減らせるだろう。(6-7枚のタップインランドってことだね)
またダブルシンボルが多くマナクリの居ないコントロールデッキとかだと、7-8枚まで増やすことができる。(11-12枚のタップインランドだ。)
ただたいていのデッキにおいて、4-6枚のTempleがベストだと思っているよ。
特筆すべきことは占術ランドはマナベース安定にも役に立つということだ。占術1は特定の色マナが欲しいときカードを1枚引くのと近い動きをしてくれる。
結果的に、5枚の占術ランドが入ったときダブルシンボルのカードのための追加のマナとしてカウントすることにしている。
たとえば4 Temple of Silenceと1 Temple of Maladyがあったとき、6枚の黒マナと5枚の白マナと2枚の緑マナとして数えることにしている。
Life-gain Lands
ただでライフを得ることは対赤での助けになるが、多くの場合において占術1より劣っている。
そのため3色デッキでこのカードを採用するためにはよほど特別な理由が必要になるだろう。
一方、2色デッキにおいては非常に素晴らしいカードだね。2色デッキはTri-Landsを採用しないため、タップインランドを追加で採用する余地があるからだ。
加えて追加の2色土地は軽いダブルシンボルのカードのために非常に価値がある。例えばBrimazとBile Blightとか。
ただ3色デッキでこのカードを採用することはないだろうね。
Evolving Wilds
Evolving WildsはTri-Landsより劣っている。なぜなら選択を迫ってくるからね。
例えば初手にHero’s Downfall、Courser of Kruphixs、Wingmate Rocがあったとき、Sandsteppe Citadelが3枚あれば幸せな気分になれるが、Evolving Wildsが3枚あってもうれしくない。加えてフェッチランドとEvolving Wildsをどちらも採用したらデッキの基本土地が枯渇してしまう恐れもある。
結果としてTempleよりEvolving WIldsを優先して採用するときっていうのはChain to the Rockを採用するときぐらいだ。このカードを10-11枚の山がない状況で使いたくないからね。
この枚数にEvolving Wildsなしで到達するのは難しい。
Pain Lands
アンタップインで2色でるのは素晴らしいが、複数枚引いてカードをキャストするたび2点のライフを失う状況は避けたい。
ガイドラインによると、Mana Confluenceを採用しているデッキかコントロールデッキは3-4枚のペインランド、Mana Confluenceを採用していないデッキかアグレッシブなデッキは5-6枚のペインランドが望ましい。平均して僕の作るデッキはたいてい5枚のペインランドを採用している。
どの色マナをペインランドでまかなうかについては、1ターン目、2ターン目に必要な色マナから考えると良い。
例えばティムールデッキには1マナのエルフが4枚採用されているため、Shivan Reefより優先してYavimaya’s Coastを採用した方が良いだろう。
Mana Confluence
これはペインランドみたいなものだが、より高い性能を持っている反面痛みも大きい。
本当に2枚目を引きたくないカードなので、ほんと最大2枚までに抑えたほうが良いだろう。
多色の軽いスペルを含んだアグレッシブなデッキ(Elvish Mystic、Fleecemane Lion、Thoughtseize、Anafenza)においてMana Confluenceは輝く。
コントロールデッキでUrborg, Tomb of Yawgmothが入ってないようなデッキだと1枚たりとも採用したくないだろう。
Fetch
フェッチは素晴らしい。
マナを調整するだけでなく、Courser of Kruphixとシナジーもあり、Delveのために墓地を肥やしてくれる。
デッキ圧縮はほとんど意味がなくて良いカードである理由にはならないが、アンタップインで1点のライフルーズしかしない点はとっても素晴らしい。
そのため僕はたいてい3色デッキのマナベースを考えるとき4枚のFetchから始めることにしている。
例外は残り1色のマナ要求が濃いときで、例えばジェスカイコントロールでAnger of the Godsを打ちたいときだね。
このとき少なくとも18枚の赤マナが欲しいため土地が24枚だとしたら6枚しか非赤マナ源を採用することはできない。
その制限のなかでは、3 Flooded Strand、1 Plains、2 Islandのほうがおそらく4 Flooded Strand、1 Plains、1 Islandより優れている。
後者はデッキの中の基本土地が枯渇してしまう恐れがあるし、Dig Through Timeのためのダブルシンボルが出ないかもしれないからね。
このカードを採用する上で、基本土地が枯渇するリスクを抑える必要があるため、すくなくとも3枚は基本土地を採用したい。
4枚フルで採用するときは可能ならば4枚は基本土地を採用したいが、3枚もない選択肢ではないだろう。
君がFetchを採用するときは、色マナとしてのカウントを慎重に行わなければならない。
平地は常に白マナがでるが、Windswept Heathは君の選択次第だ。
Temple of Malady, Windswept Heath, Windswept Heathというハンドでは、BrimazとKruphixどちらもプレイすることはできない。
そのため4枚のWindswept Heathは3枚の白マナ、緑マナとしてカウントするようにしているよ。特に白や緑のダブルシンボルが多いときはね。
Unknown Shores
邪魔しないでくれ、今はスタンダードでプレイアブルなカードについて話す場だ。
Urborg
黒の入ったデッキなら、1枚はほぼ確実に採用する。Hero’s Downfallのようなダブルシンボルのカードの助けになるし、Mana Confluenceやfetchがライフロスすることなくマナを生み出す助けになってくれる。
また森、平地からFleecemane Lion、3ターン目にDrown in Sorrowを打って相手を驚かすこともできる。
たまに相手にも同様の利益を与えることはあるが、たいてい自分のほうが多くの利益を得ることができる。
たいていのデッキは1枚で十分だが、ダブルシンボルを多く採用しているデッキや、ペインランドを多く採用しているデッキでは2枚目が必要かもしれない。
そういったデッキでは、2枚目を引いてしまうリスクよりUrborgから得る利益のほうが大きいからね。
2枚Urborgを採用したときは、ダブルシンボルのカードのための黒マナ3枚分としてカウントするようにしているよ。
無色ランド
無色ランドにはそれぞれ役割がある。たとえばニクソスは緑信心のキーカードで3-4枚採用されているね。
しかし3色デッキにおいては十分な色マナが必要なため、採用は難しいだろう。
必要な色マナの数
2マナ域のためには、14枚の色マナソースを持っておきたい。
これはちょっと多すぎるかもしれないが、スタンダードにおいて2マナ域をプレイできるということは勝ちに直結することなので、僕は十分なマナベースを用意しておきたい。
1マナ域(Elvish MysticやThoughtseize)のためには、これも14枚のマナソースを持っておきたい。
これは2ターン目に1マナ域のカードをプレイすることがたびたび見られるからだ。今のスタンのゲームではタップインから始まることが多いからね。
ただそれでもElvish Mysticのためにできる限り多くのアンタップインの色マナを用意しておきたいところだ。
多色の2マナ域のためには、各色において14枚のマナソースを用意しておきたい。それに加えて、多くとも6枚は重複してカウントしないようにしておきたい。
なぜなら14枚の白緑ランドと、10枚の沼ではFleecemane Lionを2ターン目にキャストするのは難しいからね。
6枚の緑黒ランドと6枚の白黒ランドと8枚の緑白ランドと4枚の沼なら問題なしだ。
3マナ域や4マナ域においては、各色において少なくとも12-13枚のマナソースを用意しておくよ。
ただ3マナ域の3色カードでは、さらなる制限を加えたい。なぜなら12枚の平地と12枚の青赤ランドじゃ安定して条件を満たすのは難しいからだ。平地、平地、青赤ランドではMantis Riderはプレイできないからね。
この問題を軽減するため、少なくとも7枚は白か赤を生み出せなく、少なくとも7枚は白か青を生み出せなく、少なくとも7枚は赤か青を生み出せなくしたい。
これはFleecemane Lionの話と似ているね。ほとんど練習で起きることはないが、ぜひ覚えておいてほしいことはMantis Riderをデッキに入れることはGoblin Rabblemaster、Banishing Light、Chasm Skulkerをデッキに入れることよりマナベースに与える影響は大きいということだ。
ダブルシンボルの3マナ域では、18枚のマナベースを用意したい。Bile BlightやNullifyのようなダブルシンボルの2マナ域があるときはさらに19枚に増やすよ。
ダブルシンボルの5、6マナ域においては、プレイするまでにさらなる余地がある。だから15-16枚のマナベースで十分だ。
補足しておくと、ダブルシンボルの4マナ域は17枚が良い数字だ。
だけどStoke the Flamesは普通の4マナ域ではないよ。赤いクリーチャーをマナベースとしてカウントしてくれるからね。
とはいえ赤い生物が死んでしまってはマナベースとしてカウントすることができないので、僕はよく赤い生物の1/4をStoke the Flames用のマナベースとしてカウントしているよ。
例
・G Elvish Mystic
・1G Rattleclaw Mystic
・1G Heir of the Wilds
・GUR Savage Knuckleblade
・1GG Boon Satyr
・2GG Polukuranos, World Eater
・2RR Ashcloud Phoenix
・XR Crater’s Claws
・1R Lightning Strike
・3RR Sarkhan, the Dragonspeaker
これで23枚のランドのマナベースを考えていきたい。
緑マナ14枚:Elvish Mysticのために必要。できれば多くはあんタップインがいい。
青マナ13枚:Savage Knucklebladeのために必要。
多くとも7枚の島、多くとも7枚の森、多くとも7枚の山:Savage Knucklebladeのために制限する必要がある。
緑マナ18枚:Boon Satyrのために必要。(5マナ域としても見れるから17枚とも見れるけど、18枚にできるならそうしよう。)
赤マナ17枚:Ashcloud Phoenixのために必要。(morphできるから16枚とも見れるけど、17枚にできるならそうしよう。)
4枚のElvish Mysticsを1枚の緑マナと、4枚のRattleclaw Mysticを1枚の各色マナと数えると、G:2、U:1、R:1をすでに持っていることになる。
土地配分に関しては、4 Frontier Bivouac, 4 Wooded Foothills, 2 Forest, 2 Mountainで始めるとしよう。
緑と赤のダブルシンボルがいっぱい入っているからね。
またこのデッキはアグレッシブなデッキであるため、2-3のTemplesと5-6のpain-lands、1-2のMana Confluenceが良さそう。
さらにElvish Mysticのために、Yavimaya CoastはShivan Reefのために優先して選択したくて、Temple of Epiphanyは緑のTempleより優先して選択したい。
これらの範囲のうちもっとも少ない値でデッキに加えたらこうなるよ。
4 Frontier Bivouac
4 Wooded Foothills
2 Forest
2 Mountain
2 Temple of Epiphany
4 Yavimaya Coast
1 Shivan Reef
1 Mana Confluence
これで20枚。
Elvish Mysticのための緑マナが14枚に、Boon Satyrのための緑マナが16枚、赤マナ14枚に、青マナ12枚だ。
(これはマナクリも含めた数字で、4 Wooded Foothillsは3枚の赤マナおよび緑マナとしてカウントしている。)
あと3枚デッキに加えることができる。あと1-2枚の緑マナに、2-3枚の赤マナに、1枚の青マナがほしいね。
そして最大1枚のTempleに最大1枚のPain Landに最大1枚のMana Confluenceを加えることができる。
ここからは自由で様々な選択肢があるが、僕は緑マナを多めに増やしたいところだね。なぜなら序盤に要求される緑マナが濃いからだ。
またサイドボードやメタゲームも多いに影響する。例えばサイドボードに複数のAnger of the Godsがあったら、最後の3枚は赤マナを含めるべきだろう。
似た例としてサイドボードに青のカードが複数あったとしたら、青マナ源が全てPain Landから供給される状況は望ましくない。なので追加の青マナでTempleや島を追加するべきだろう。
またメタゲームに赤単バーンが多いのならば、Mana Confluenceを減らすことはそのマッチアップの助けになるだろう。
そういった点にも左右されるが、
1 Temple of Abandon
1 Forest
1 Shivan Reef
が最後3枚のベストな解答だと思っているよ。
まとめるとこのティムールデッキのマナベースは良い。
スペルをキャストするのに十分な一貫性を持っているし、タップランド・ペインランドのバランスも良い。
この記事がKTK環境のスタンダードの良い助けになることを願っているよ!
http://www.channelfireball.com/articles/frank-analysis-building-three-color-manabases-in-standard/
スタンダードのランドサイクル
Tri-Lands
3色タップインは3色デッキにおいてベストなカードだ。
ダメージを食らうことなく3色提供することは他のどのカードにもできない。
そのため僕が3色デッキを組むときはたいてい4枚のTri-Landsから始める。
例外はダブルシンボルのカードがほとんどないときだけだ。そのときのみ、TempleのほうがTri-Landsより優れているかもしれない。
ただHero’s DownfallやBrimazのようなダブルシンボルのカードを1枚以上入っているならば、僕はたいてい4枚のTri-Landsから始めるよ。
Temples
ただで占術ができるのは素晴らしいが、多くのタップインランドを採用することはできない。特に4枚Tri-Landsを採用した後だと、採用できる枠は限られているだろう。
経験上たいていの3色デッキにおいてベストなTempleの枚数は5枚だ。すごいアグレッシブでダブルシンボルが少ないデッキや、マナクリが多く採用されたデッキとかだと、2-3枚まで減らせるだろう。(6-7枚のタップインランドってことだね)
またダブルシンボルが多くマナクリの居ないコントロールデッキとかだと、7-8枚まで増やすことができる。(11-12枚のタップインランドだ。)
ただたいていのデッキにおいて、4-6枚のTempleがベストだと思っているよ。
特筆すべきことは占術ランドはマナベース安定にも役に立つということだ。占術1は特定の色マナが欲しいときカードを1枚引くのと近い動きをしてくれる。
結果的に、5枚の占術ランドが入ったときダブルシンボルのカードのための追加のマナとしてカウントすることにしている。
たとえば4 Temple of Silenceと1 Temple of Maladyがあったとき、6枚の黒マナと5枚の白マナと2枚の緑マナとして数えることにしている。
Life-gain Lands
ただでライフを得ることは対赤での助けになるが、多くの場合において占術1より劣っている。
そのため3色デッキでこのカードを採用するためにはよほど特別な理由が必要になるだろう。
一方、2色デッキにおいては非常に素晴らしいカードだね。2色デッキはTri-Landsを採用しないため、タップインランドを追加で採用する余地があるからだ。
加えて追加の2色土地は軽いダブルシンボルのカードのために非常に価値がある。例えばBrimazとBile Blightとか。
ただ3色デッキでこのカードを採用することはないだろうね。
Evolving Wilds
Evolving WildsはTri-Landsより劣っている。なぜなら選択を迫ってくるからね。
例えば初手にHero’s Downfall、Courser of Kruphixs、Wingmate Rocがあったとき、Sandsteppe Citadelが3枚あれば幸せな気分になれるが、Evolving Wildsが3枚あってもうれしくない。加えてフェッチランドとEvolving Wildsをどちらも採用したらデッキの基本土地が枯渇してしまう恐れもある。
結果としてTempleよりEvolving WIldsを優先して採用するときっていうのはChain to the Rockを採用するときぐらいだ。このカードを10-11枚の山がない状況で使いたくないからね。
この枚数にEvolving Wildsなしで到達するのは難しい。
Pain Lands
アンタップインで2色でるのは素晴らしいが、複数枚引いてカードをキャストするたび2点のライフを失う状況は避けたい。
ガイドラインによると、Mana Confluenceを採用しているデッキかコントロールデッキは3-4枚のペインランド、Mana Confluenceを採用していないデッキかアグレッシブなデッキは5-6枚のペインランドが望ましい。平均して僕の作るデッキはたいてい5枚のペインランドを採用している。
どの色マナをペインランドでまかなうかについては、1ターン目、2ターン目に必要な色マナから考えると良い。
例えばティムールデッキには1マナのエルフが4枚採用されているため、Shivan Reefより優先してYavimaya’s Coastを採用した方が良いだろう。
Mana Confluence
これはペインランドみたいなものだが、より高い性能を持っている反面痛みも大きい。
本当に2枚目を引きたくないカードなので、ほんと最大2枚までに抑えたほうが良いだろう。
多色の軽いスペルを含んだアグレッシブなデッキ(Elvish Mystic、Fleecemane Lion、Thoughtseize、Anafenza)においてMana Confluenceは輝く。
コントロールデッキでUrborg, Tomb of Yawgmothが入ってないようなデッキだと1枚たりとも採用したくないだろう。
Fetch
フェッチは素晴らしい。
マナを調整するだけでなく、Courser of Kruphixとシナジーもあり、Delveのために墓地を肥やしてくれる。
デッキ圧縮はほとんど意味がなくて良いカードである理由にはならないが、アンタップインで1点のライフルーズしかしない点はとっても素晴らしい。
そのため僕はたいてい3色デッキのマナベースを考えるとき4枚のFetchから始めることにしている。
例外は残り1色のマナ要求が濃いときで、例えばジェスカイコントロールでAnger of the Godsを打ちたいときだね。
このとき少なくとも18枚の赤マナが欲しいため土地が24枚だとしたら6枚しか非赤マナ源を採用することはできない。
その制限のなかでは、3 Flooded Strand、1 Plains、2 Islandのほうがおそらく4 Flooded Strand、1 Plains、1 Islandより優れている。
後者はデッキの中の基本土地が枯渇してしまう恐れがあるし、Dig Through Timeのためのダブルシンボルが出ないかもしれないからね。
このカードを採用する上で、基本土地が枯渇するリスクを抑える必要があるため、すくなくとも3枚は基本土地を採用したい。
4枚フルで採用するときは可能ならば4枚は基本土地を採用したいが、3枚もない選択肢ではないだろう。
君がFetchを採用するときは、色マナとしてのカウントを慎重に行わなければならない。
平地は常に白マナがでるが、Windswept Heathは君の選択次第だ。
Temple of Malady, Windswept Heath, Windswept Heathというハンドでは、BrimazとKruphixどちらもプレイすることはできない。
そのため4枚のWindswept Heathは3枚の白マナ、緑マナとしてカウントするようにしているよ。特に白や緑のダブルシンボルが多いときはね。
Unknown Shores
邪魔しないでくれ、今はスタンダードでプレイアブルなカードについて話す場だ。
Urborg
黒の入ったデッキなら、1枚はほぼ確実に採用する。Hero’s Downfallのようなダブルシンボルのカードの助けになるし、Mana Confluenceやfetchがライフロスすることなくマナを生み出す助けになってくれる。
また森、平地からFleecemane Lion、3ターン目にDrown in Sorrowを打って相手を驚かすこともできる。
たまに相手にも同様の利益を与えることはあるが、たいてい自分のほうが多くの利益を得ることができる。
たいていのデッキは1枚で十分だが、ダブルシンボルを多く採用しているデッキや、ペインランドを多く採用しているデッキでは2枚目が必要かもしれない。
そういったデッキでは、2枚目を引いてしまうリスクよりUrborgから得る利益のほうが大きいからね。
2枚Urborgを採用したときは、ダブルシンボルのカードのための黒マナ3枚分としてカウントするようにしているよ。
無色ランド
無色ランドにはそれぞれ役割がある。たとえばニクソスは緑信心のキーカードで3-4枚採用されているね。
しかし3色デッキにおいては十分な色マナが必要なため、採用は難しいだろう。
必要な色マナの数
2マナ域のためには、14枚の色マナソースを持っておきたい。
これはちょっと多すぎるかもしれないが、スタンダードにおいて2マナ域をプレイできるということは勝ちに直結することなので、僕は十分なマナベースを用意しておきたい。
1マナ域(Elvish MysticやThoughtseize)のためには、これも14枚のマナソースを持っておきたい。
これは2ターン目に1マナ域のカードをプレイすることがたびたび見られるからだ。今のスタンのゲームではタップインから始まることが多いからね。
ただそれでもElvish Mysticのためにできる限り多くのアンタップインの色マナを用意しておきたいところだ。
多色の2マナ域のためには、各色において14枚のマナソースを用意しておきたい。それに加えて、多くとも6枚は重複してカウントしないようにしておきたい。
なぜなら14枚の白緑ランドと、10枚の沼ではFleecemane Lionを2ターン目にキャストするのは難しいからね。
6枚の緑黒ランドと6枚の白黒ランドと8枚の緑白ランドと4枚の沼なら問題なしだ。
3マナ域や4マナ域においては、各色において少なくとも12-13枚のマナソースを用意しておくよ。
ただ3マナ域の3色カードでは、さらなる制限を加えたい。なぜなら12枚の平地と12枚の青赤ランドじゃ安定して条件を満たすのは難しいからだ。平地、平地、青赤ランドではMantis Riderはプレイできないからね。
この問題を軽減するため、少なくとも7枚は白か赤を生み出せなく、少なくとも7枚は白か青を生み出せなく、少なくとも7枚は赤か青を生み出せなくしたい。
これはFleecemane Lionの話と似ているね。ほとんど練習で起きることはないが、ぜひ覚えておいてほしいことはMantis Riderをデッキに入れることはGoblin Rabblemaster、Banishing Light、Chasm Skulkerをデッキに入れることよりマナベースに与える影響は大きいということだ。
ダブルシンボルの3マナ域では、18枚のマナベースを用意したい。Bile BlightやNullifyのようなダブルシンボルの2マナ域があるときはさらに19枚に増やすよ。
ダブルシンボルの5、6マナ域においては、プレイするまでにさらなる余地がある。だから15-16枚のマナベースで十分だ。
補足しておくと、ダブルシンボルの4マナ域は17枚が良い数字だ。
だけどStoke the Flamesは普通の4マナ域ではないよ。赤いクリーチャーをマナベースとしてカウントしてくれるからね。
とはいえ赤い生物が死んでしまってはマナベースとしてカウントすることができないので、僕はよく赤い生物の1/4をStoke the Flames用のマナベースとしてカウントしているよ。
例
・G Elvish Mystic
・1G Rattleclaw Mystic
・1G Heir of the Wilds
・GUR Savage Knuckleblade
・1GG Boon Satyr
・2GG Polukuranos, World Eater
・2RR Ashcloud Phoenix
・XR Crater’s Claws
・1R Lightning Strike
・3RR Sarkhan, the Dragonspeaker
これで23枚のランドのマナベースを考えていきたい。
緑マナ14枚:Elvish Mysticのために必要。できれば多くはあんタップインがいい。
青マナ13枚:Savage Knucklebladeのために必要。
多くとも7枚の島、多くとも7枚の森、多くとも7枚の山:Savage Knucklebladeのために制限する必要がある。
緑マナ18枚:Boon Satyrのために必要。(5マナ域としても見れるから17枚とも見れるけど、18枚にできるならそうしよう。)
赤マナ17枚:Ashcloud Phoenixのために必要。(morphできるから16枚とも見れるけど、17枚にできるならそうしよう。)
4枚のElvish Mysticsを1枚の緑マナと、4枚のRattleclaw Mysticを1枚の各色マナと数えると、G:2、U:1、R:1をすでに持っていることになる。
土地配分に関しては、4 Frontier Bivouac, 4 Wooded Foothills, 2 Forest, 2 Mountainで始めるとしよう。
緑と赤のダブルシンボルがいっぱい入っているからね。
またこのデッキはアグレッシブなデッキであるため、2-3のTemplesと5-6のpain-lands、1-2のMana Confluenceが良さそう。
さらにElvish Mysticのために、Yavimaya CoastはShivan Reefのために優先して選択したくて、Temple of Epiphanyは緑のTempleより優先して選択したい。
これらの範囲のうちもっとも少ない値でデッキに加えたらこうなるよ。
4 Frontier Bivouac
4 Wooded Foothills
2 Forest
2 Mountain
2 Temple of Epiphany
4 Yavimaya Coast
1 Shivan Reef
1 Mana Confluence
これで20枚。
Elvish Mysticのための緑マナが14枚に、Boon Satyrのための緑マナが16枚、赤マナ14枚に、青マナ12枚だ。
(これはマナクリも含めた数字で、4 Wooded Foothillsは3枚の赤マナおよび緑マナとしてカウントしている。)
あと3枚デッキに加えることができる。あと1-2枚の緑マナに、2-3枚の赤マナに、1枚の青マナがほしいね。
そして最大1枚のTempleに最大1枚のPain Landに最大1枚のMana Confluenceを加えることができる。
ここからは自由で様々な選択肢があるが、僕は緑マナを多めに増やしたいところだね。なぜなら序盤に要求される緑マナが濃いからだ。
またサイドボードやメタゲームも多いに影響する。例えばサイドボードに複数のAnger of the Godsがあったら、最後の3枚は赤マナを含めるべきだろう。
似た例としてサイドボードに青のカードが複数あったとしたら、青マナ源が全てPain Landから供給される状況は望ましくない。なので追加の青マナでTempleや島を追加するべきだろう。
またメタゲームに赤単バーンが多いのならば、Mana Confluenceを減らすことはそのマッチアップの助けになるだろう。
そういった点にも左右されるが、
1 Temple of Abandon
1 Forest
1 Shivan Reef
が最後3枚のベストな解答だと思っているよ。
まとめるとこのティムールデッキのマナベースは良い。
スペルをキャストするのに十分な一貫性を持っているし、タップランド・ペインランドのバランスも良い。
この記事がKTK環境のスタンダードの良い助けになることを願っているよ!
http://www.channelfireball.com/articles/frank-analysis-building-three-color-manabases-in-standard/
コメント
誰か勇者はいないものか